足立区の歯医者 前田歯科医院の院長コラム

第30回「年を取っても入れ歯にならないの?」

前号からの続きになります。

歯を失う原因は老化ではなく90%以上が虫歯と歯周病でしたね。これらの病気は、いずれもバイオフィルム感染症です。何だか難しそうですが、やさしく説明します。

例えば人間の皮膚には適度な数のブドウ球菌が住んでいて皮膚を守っています。これらの菌も増え過ぎると悪さをします。しかし、そんなことはありません。古い皮膚は剥がれ落ちて常に新しい皮膚になるからです。

しかし、歯の表面は古くなったからと言って新しい歯の表面に変わることはありません。歯のバイ菌が増え過ぎると、ただのバイ菌の固まりではなくとても複雑で頑丈な集団となってしまいます。これが、バイオフィルムです。

薬などもほとんど効かないという特徴があります。現在、この感染症の最も確実なコントロール方法は、専門家による定期的なバイオフィルムの破壊と除去です。定期管理(定期クリーニング)が予防歯科で特別な意味を持っているのはこのような理由からです。

あなたも定期検診を是非お忘れなく。

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