足立区の歯医者 前田歯科医院の予防歯科(自費治療)

メンテナンス(歯のクリーニング)は保険でできないの?

健康保険は疾病保険ですから、病気やケガという不慮の災難に際して給付をするもので、悪くならないためのメンテナンスに対して給付する仕組みはありません。

ただ、歯の治療の場合、痛みが出てからでは、薬を飲んで自然に治るということがありません。ちょうど糖尿病で、失明してから治療をしても、目が治らないのと同じです。

自覚症状が出るほど進んだ段階では治らない病気なのです。

このため、病気が目立たない早い段階で予防的な治療をしなければ、治療しても治療しても悪くなるという悪循環に陥ります。

むし歯も歯周病もバイオフィルム感染症ですので、機械的にバイオフィルムを破壊することが病気の予防であると同時にもっとも基本的な治療です。

そのため、あらゆる歯科治療の再発防止において、定期的なバイオフィルムの破壊と除去が何よりも重視され推奨されます。

メンテナンス(歯のクリーニング)は、ただのお掃除ではないのです。

その効果は、このデータが証明しています。

10年間に失った歯の本数

10年間に失った歯の本数

歯の治療は、保険で手厚く扱われないというのは本当?

公的な医療保険が「病気のために働けなくて貧困になる」ことへの対策、貧困が病気を生み、病気が貧困を生むという悪循環を断つために生まれた社会の仕組みです。

病気になった歯が、体に良くないことは証明されています。だから抜歯が治療になります。しかし、歯のないことで働けなくなることはありません。

しかし、歯の病気は、楽しく食べて、笑って、語らう生活の大きな障害になります。

ひとくちに言えば、このような生活の質(QOL=クオリティ・オブ・ライフ)の医療では、治療の必要性を決めるのも、治療のゴールを決めるのも、クライアント(患者さん)です。

保険は、みんなでお金を出し合ってケガや病気の治療を助け合う仕組みですから、医療を受ける人が医療の必要性を勝手に決めるものは扱いにくいのです。

歯科医師は、ほぼ決まって「厚労省は歯科に冷たい」と批判しますが、これはまったく逆で、厚労省の官僚は、世界でも稀なこの日本の歯科の保険を守りたいと考えています。

理由は簡単で、日本の国民にとって歯科治療が保険で受けられることは、当たり前のことだからです。

世界中で、入れ歯が保険でできる国はほとんどありません。

ドイツと日本が例外ですが、ドイツでもほぼ半額は自己負担です。入れ歯やクラウン修復などについて、7割も公費で負担してくれる日本は例外中の例外です。

高福祉の国スウェーデンでも、大人の歯科治療が保険から全部外されたり、再び組み込まれたりと変化していますが、2010年現在で公費負担はほぼドイツ並みです。

このように、ここまで国民のことをここまで考え、歯科治療に公費を投じてくれる国は、世界中探しても日本以外ありません。

しかし、国は歯をなくさないための予防にまで公費を投じる余裕はありません。

予防処置を保険で行うことはできないのです。もしも、保険で予防処置を行っていたとしたら、それは違法です。

そして、この度、

(1)虫歯や歯周病にかかっていない人へのメンテナンスは保険が効くのか?
(2)歯周病にかかっていた人が、治療をした後のメンテナンスは保険が効くのか?

を問う質問に対しての公式の見解を内閣総理大臣、厚生労働省より得ましたので、皆様にご報告いたします。

>> 厚生労働省よりの回答の詳細

回答の趣旨は下記の通りです。

  • 齲蝕・歯周病に罹患していない健康な者への予防メインテナンスは、保険診療における「療養の給付」に該当しない。
  • 中等度以上の歯周病に罹患した者も、「治癒」した時点で保険診療における「療養の給付」に該当しない。

十分に、ご理解いただけたと思いますが、予防処置は、保険治療で行うことは違法です。

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