一生、むし歯ゼロの笑顔で健康に過ごしていくためには、できるだけ早い時期から、むし歯予防の知識を持つことがとても重要です。
正しい知識によって、自分自身で口腔の健康を守り育てる。そんな子どもが増えていくことが、私たちの願いです。
「D.landきっず」は、0~12才の子どもが対象です。
高学年の子どもは、むし歯予防のお話は理解できますが、低年齢の子どもにはむずかしいお話が沢山あります。
物語に参加することで、むし歯予防が自然に身につけられるような、そんな楽しい内容となっています。
では、物語のはじまり、はじまり・・・
西暦2311 年、ここは、今から300 年後の地球。
むし歯菌であるミュータンス菌は、突然変異を起こしミュータントとなってしまいました。
ミュータントは、人間だけでなく地球上のありとあらゆる動物を攻撃、あっという間にひどいむし歯にしてしまいます。
歯科医師だけでなく様々な分野の科学者が、ミュータントをやつけるための研究を続けました。しかし、効果的な方法は何も見つかりません。こうしている間にもミュータントは地球を征服しようとしています。
一生、むし歯ゼロの笑顔で過ごすためには、できるだけ早い時期から、むし歯予防の知識を持つことが大切です。
そのような折、D.Land の歯かせは、不思議な巻物を見つけました。
魔法の森に、時空を超えるフクロウがいるというのです。
「そうか、ミュータンス菌が突然変異し、ミュータントになる前の世界でミュータンス菌、むし歯をやっければいいんだ。」
さっそく、歯かせはフクロウを探す旅に出ました。
やっとのことで、フクロウに出会えた歯かせ。歯かせは、フクロウにお願いをしました。
「フクロウ、この手紙を2011 年のD.Landに届けてくれないか。D.Landのメンバーなら何とかできるはずだ」
手紙を渡す博士でしたが、ミュータントもそうはさせまいと気球に乗ってフクロウを追います。
何とか逃げ切ったフクロウ。ここは、2011 年の地球。
D.Land のエンジュの木にたどり着きました。
ここ魔法の国、「D.Land」は、特殊なバリアで気球で追いかけてきたミュータントは入れません。
フクロウは、300年後の地球の様子、ミュータンス菌が突然変異を起こし、地球を征服しようとしていることをD.Landのスタッフに相談すると同時に歯かせからの手紙を手渡しました。
D.Landのスタッフは、すぐに、地球の未来を担う子どもたちの口の中からむし歯をなくすために、国内外の多くの文献や研究データを寝る間も惜しんで、分析、検証しました。
その結果、むし歯ゼロ(カリエスフリー)にできる方法をついに開発したのです。
それが、「D.Landメソッド」です。
むし歯をやっつけるためには、お母さんの協力がどうしても必要です。
D.Landは、魔法の国。
ミュータンス菌を魔法の力で見えるようにできます。
歯ブラシでミュータンス菌をやっつける方法をD.Landスタッフが教えてくれるよ。
また、これ以上ミュータンス菌に襲われないように「フッ素」の盾を渡そう。
そして「キシリトール」の剣でミュータンスをやっつけるよ。
攻撃してきたミュータントは、逃げられないように「魔法の水槽」に閉じ込めておくから大丈夫。安心して。
子供たちがお母さんや、D.Landスタッフと一緒に、ミュータンス菌をやっつけているその光景を見ていたフクロウ。
安心して今、エンジュの木で一休み。
未来の国に安心して帰れる日を楽しみに待っています。